本を買う。
2015年 08月 31日

この美術館のミュージアムショップを任されて仕入をしてた頃はホントにいろんなコトを
吸収できた期間でした。(ちなみにcarbonは1999年12月OPEN)
美術館めぐりも散々しました。建物も作品も空間も見るモノすべてが刺激的でした。
絵本やアート書、歴史本や興味のないものもたくさん読みました。
作家活動するアート系の方と話す機会が多かったためイメージを共有する為に
必死でした。それができないとお互いのストレスになるので・・・。
本も気に入ったモノは、よく買うようになった。
「ほしい!」と思う本を手にする機会が多くなったのかもしれない!
そして「電子書籍」の時代がやってきて、これから先を考えたときに
少し、コワくなってくる。もぅ誰もがとっくに思っていることかもしれないけど
紙を触らない、紙を所有しないってコトが普通になるのか!!
電子書籍では、本を読む権利だけを買うわけだ。
読んだ後はデータとして保管する味気ないものがどんどんたまっていく。
そこに、愛着という感情はもてるんかな?
1枚1枚写真を貼ってコメントを添えるアルバムと、アルバムファイルをクリックして
画像をパソコンで見る違い?
本屋さんできれいにディスプレイされている棚を見るとワクワクが止まらない。
電子書籍にはできない空間の作り方と今は思っているけど、きっと
そこがデザインできる人がでてきて、いつかそれを受け入れる消費者が大多数に
なるんだろうか。
「部屋を散らかさない」ってお題で考えたときに、明らかに電子書籍の脳だけど
「居心地のいい」ってお題にするとこのままでずっといいんじゃないかと、フッと
思ってしまった月曜日の昼下がり。
あ!でも、LPレコードよりCDの方が断然、イイやと思ってる自分がココにいます。
by carbon1999
| 2015-08-31 16:40
| book