たんぽぽ
2017年 04月 09日
たんぽぽ
carbonのヨコにある自動販売機。
足元にはたんぽぽの集団が、アスファルトの隙間からニョキニョキと咲いていた。
「たんぽぽ」をみたら何を思い出しますか?
私は、谷町6丁目にあった「カフェたんぽぽ」を思い出します。
carbonがOPENしてスグの頃、ベビーカーにカワイイ赤ちゃんを乗せたママ(あっちゃん)
がお店にやってきました。
ちょっとワイルドな感じな人で腕にはメンズのロレックスをブカブカに着けていました。
スゴく洋服の縫製に詳しい人で、ココの縫い方がイイとか言って、一目でbaby服を
気に入ってくれて5ヶ月くらいの赤ちゃん(モモちゃん)に沢山洋服をお買い上げして
いただき2時間くらいcarbonで話し込みました。
帰る間際になって、「なんか元気もらったわー。ダンナがさ、この子が3ヶ月のときに
亡くなって、もうどうしようって思ってさ」みたいなこと話してくれて、聞きながら
『泣いたらアカン!』と何回も唱えてました。なんか、自分の上っ面な涙なんか見せたら
アカンって、そんなモンじゃないことがヒシヒシ伝わってきたような記憶、、(うっすら)
それから半年後くらいにOPENしたのが、「カフェたんぽぽ」デス。
あっちゃんから数年後にもらった手紙には、「あの日carbonのお店を出たときのキモチは
いまでも忘れない」って書いていて、あ!初めは知らないモン同志やってんや、思うくらい
今となっては変な気分でした。
モモとの時間は、私を成長させてくれました。小学校の入学式には桜のキレイなところで
一緒に写真を撮って、天体望遠鏡で木星を見せてあげたり、carbonのモデルになって
もらったり。(数年後、バリに移住してたんぽぽは閉店しました。※写真はバリにて)
私は、「たんぽぽ」を見つけるとこの親子のコトしか思い浮かばないのデス。
あっちゃんの淹れるコーヒーはホントに美味しかった。
2017.4.9
by carbon1999
| 2017-04-09 05:24
| 感謝のきもち。