やさしいこころにはひびがはいっている
2021年 05月 14日

小さい頃の記憶に残っているカップはロッキーチャックのピンクのカップ。絵本は人魚姫。
ぬいぐるみはモンチッチー。スヌーピーの電動歯ブラシ。それらを思い出すときはその時に
流れた時間の速度や空気感まで漂うコトってありませんか?
小さな子供さんへ贈る雑貨って、もしかしたらタイムマシーンになるかもしれない!
そんな雑貨を届けたいというのが1番にあって、20年前に3兄弟に贈ったカップが現役で
食器棚に並んでいるのを見てそこに自分がいるような気分になりました。
カップは撮影するために数日お借りして来ました!
俣野温子さんとの出会いはクリスマスにプレゼントされた俣野さんの絵本がキッカケでした。
当時、美術館勤務でギャラリー企画も担っていたこともあり、スグに俣野さんの事務所に
連絡をして、お会いできることになり東京の事務所に伺いました(1997年頃)同年代の事務所の人とも
仲良くなってそれ以降もよく遊んでもらいました。
その頃、実写版のキャッツアイの劇中に絵画を担当されて、映画のパンフレットにも紹介された
タイミングでの原画展を開催することが叶いました。
(キャストがスゴイ!!藤原紀香さん、稲森いずみさん、内田有紀さんの三姉妹)
事務所にお邪魔したときに、まだ幼い息子さんがいて「絵本は息子のために描き始めました」っと
おっしゃった事が印象的でそこには親が子供に伝えたいことや、もっとライトな感情もいっぱい
詰まっている気がして、私が感じたことをお客さんに伝えながら「やさしいこころにはひびが
はいっている」をcarbonからたくさん届けていきました。だから、食器棚をみたときかなりの時間が
経過したにも関わらずカップが並んでいるだけで幸せな気分になりました。
余談:美術館の仕事でニューヨークに行ったときに自由の女神のリバティ島に渡る船の中で、
日本人の年配夫婦と話していたら「ウチの娘もアナタくらいなんだけど東京で働き始めて
仕事ばっかりして帰ってこないのよ!絵本作家さんところでデザインの仕事してるのよ」・・・・
「ん??アレ、名字が同じ、、まさか!」と思い名前をいうと、ビンゴ!
仲良くしてもらっていた俣野さんの事務所の女の子でした。こんな偶然あるんかいっと!
翌年のお正月に里帰りした際にご両親のニューヨーク旅行のビデオ上映会があり、なんでココに
DEKIちゃんが映ってるだよーって爆笑!!
☺
by carbon1999
| 2021-05-14 23:56
| book
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