それほど賢くなくてよかった話。
2021年 09月 08日

何度見ても、毎日みても感動する景色ってありますよね。
見慣れてしまったモノをもう一回、真っサラのキモチで向き合うことはけっこう得意デス。
記憶ってホントに大したことがないから(私の?)本の整理をしていたら読み更けてしまう。
5年くらい前に読んでこのキモチ忘れずにいよう!って思ったはずなのに、読み進めていっても
何にも思い出すことはできずに同じようにワクワクドキドキして最後のページまできて、
「たしかこんなキモチになったわ!」てなことがしばしば起きる。
せめて展開くらい覚えておきたいけど、歳を重ねるごとにそれすら出てこない。
映画の場合は、音楽はシッカリ残るから音楽はめちゃくちゃ大事です。
ピーターラビット1の実写版でマグレガーの仕事の理念が、carbonを始めた時のキモチと
カブってて、そこでチュルっと泣いた。録画は永久保存版!それから1回も観てないけど、、。
数秒のワンシーンや、短いセリフ一つで特別な1作になるところが映画の面白いところですよね。
アニエスベーの「わたしの名前は...」も海辺で洋服の色彩がスゴく良くて美しい映像だった。
アニエスべーっていうブランドでそこに目が留まったのかもしれないけど、そこも作品のチカラ。
こんなことを書き始めてもっかい観たい映画は?と問うと、色々あるんだけど1番に今、
思ったのは「君といた永遠」(香港)かな。
20代の頃ケーブルテレビで夜中に放送していたのを、辛気臭い映画だなーって思いながら
途中で何度もリモコンを手にしたけど、なんとか最後まで観終えたらなにかが心に残った。
今でもそれがあって、なにかはわからないけどもっと後でもいい気がするからまだいいや。
音楽も映画も本も、それほど賢くない私は毎回新鮮なキモチで2回目も楽しめるのがイイ。
本の話を書くつもりが、着地点は映画の話。今回のタイトルには当てはまったからセーフ!
2021.9.8
by carbon1999
| 2021-09-08 03:32
| book